声優・濱健人が関西弁姉妹が登場する名作を朗読!! 「YOMIBITO MAGAZINE」からインタビュー&貴重オフショットを先行公開!
Reader Storeが独占配信する毎号一人の声優をピックアップするボイス&フォトマガジン「YOMIBITO MAGAZINE<ヨミビト マガジン>」のVOL.7が1月10日(水)より配信開始になります。
今回は、『刀剣乱舞』陸奥守吉行役などでお馴染みの声優・濱健人が登場!!
戦時中の姉妹の絆を描いた『旅への誘い』(著:織田作之助)の朗読、撮り下ろし写真やロングインタビュー、さらに動画メッセージも収録。
noteでは本誌よりロングインタビューの一部と本誌未公開の貴重なオフショットを先行してお届けします!
◆濱健人インタビュー
戦時中の人々の心を知るために
実家の母親に電話をしました
――「YOMIBITO MAGAZINE」は、文学作品の朗読とグラビア、インタビューを一度に楽しんでいただけるデジタルマガジンです。今回、濱健人さんには、織田作之助の短編小説『旅への誘い』を朗読していただきました。
濱 正直、こういう昔の作品が、僕めちゃくちゃ好きなんです。今の作家の方が書く現代劇には現代劇の良さがあるし、共感もしやすいんですけど……昔の作品の方が、その一作に賭けられている想いが、より熱く迫ってくる感じがして。この『旅への誘い』も、昔風の言葉遣いの文語表現が難しかったというのはありますが、時代を感じる懐かしい小説を朗読できてすごく楽しかったです。今回も、とてもいい機会をいただけました。
――朗読自体もお好きですか?
濱 はい、好きです。特にここ2年くらいは、朗読劇をやらせていただくこともめちゃめちゃ増えたんです。でも、なかなか昔の文学作品を題材にしたものは少なくて。海外文学にはなりますけど、2023年5月に『ドリアン・グレイの肖像』の朗読劇でドリアン・グレイ役をやらせていただいたくらいかもしれないです。あの作品も独特の世界観があって、すごくやりがいありました。
――そして今回は織田作之助の作品に挑戦いただいたんですが、織田作之助は昭和10年代中盤からの第二次世界大戦下において、『夫婦善哉』などを代表作として活躍。戦後早くに結核で世を去りましたが、太宰治、坂口安吾、石川淳らと共に無頼派や新戯作派と呼ばれ、大衆にとても愛された作家です。作中にも戦時中の物語らしい描写があり、時代を感じますね。
濱 そうなんですよ。舞台が戦時中だということが、物語にもすごく影響していますよね。ちょうど、この収録の前に観ていた映画『ゴジラ-1.0』も戦時中が舞台だったんです。そういう世界観に触れること自体が、僕的にはなかなかないことなので、改めてこうして作品を通して表現させてもらえたというのが新鮮で楽しかったし、嬉しかった。すごく取り組みがいがあるなと思いました。
――濱さんにとって戦時中というのは、ご自身が体験していない時代ではありますよね。
濱 はい。僕らにとっては、戦争は歴史やニュースとして見聞きするもので、リアルには知らない。なのでこの作品をいただいた時、戦争中に一般人はどういう気持ちでいたんだろう?というのが気になって、母親に電話をしたんです。祖父が戦争を経験した人なので、僕もおじいちゃんから直接、子どもの頃に話を聞いたこともあったんですけど、改めて、戦時中の話を母から聞いておこうと思って。
※「YOMIBITO MAGAZINE VOL.7」より一部抜粋
インタビューの続きは、10日発売のYOMIBITO MAGAZINEのvol.7に掲載! 本誌では、ロングインタビューのほか、名作文学『旅への誘い』(著:織田作之助)の朗読音声や、スタジオでの撮り下ろし写真、動画メッセージも収録。今井文也さんの魅力満載の内容でお届けしますので、ぜひチェックしてみてください!