声優・今井文也が『接吻』の新婚夫婦を熱演!! 「YOMIBITO MAGAZINE」からインタビュー&貴重オフショットを先行公開!
Reader Storeが独占配信する毎号一人の声優をピックアップするボイス&フォトマガジン「YOMIBITO MAGAZINE<ヨミビト マガジン>」のVOL.6が12月11日(月)より配信開始になります。
今回は、10月より放送中のTVアニメ『神クズ☆アイドル』の仁淀ユウヤ役などでお馴染みの声優・今井文也が登場!!
嫉妬深い夫と賢い妻の新婚生活を描いた江戸川乱歩の短編小説『接吻』の朗読、撮り下ろし写真やロングインタビュー、さらに動画メッセージも収録。
noteでは本誌よりロングインタビューの一部と本誌未公開の貴重なオフショットを先行してお届けします!
今井文也インタビュー
古い小説の朗読は、独特の言い回しがあり
時代の空気と世界観に入り込めて楽しい
――この「YOMIBITO MAGAZINE」は、文学作品の朗読とグラビア、インタビューを一度に楽しんでいただけるデジタルマガジン。今回は今井さんに江戸川乱歩の『接吻』を朗読していただきました。確か今井さんは、江戸川乱歩を題材にした朗読劇にも、いくつか出演されていますよね?
今井 そうですね。一昨年は『江戸川乱歩の世界 朗読劇「幻燈の獏」』、去年は『名探偵の継承「乱歩とポー」朗読劇〈黒蜥蜴〉』に出させていただきました。
――今回、朗読作品として江戸川乱歩を選んだのは偶然ですが、そんなところにもちょっとご縁を感じますね。
今井 本当ですね(笑)。さっきマネージャーさんに聞いたんですが、僕がお世話になっている事務所(Rush Style)の代表が速水奨さんで、速水さんも江戸川乱歩がお好きらしくて。そういえば、速水さんにレッスンしていただいた時も、江戸川乱歩の朗読をやりました。
――朗読レッスンも多くされているんですね。
今井 はい。結構、どっしりした作品を題材にしていて、『鬼平犯科帳』(池波正太郎)とか夢枕獏先生の作品から一部を抜粋して読んだりしています。
――だから慣れていらっしゃったんですね。若手の方だと、古い文体や言い回しに苦戦されることが多いのですが、今井さんはとてもスムーズに読み込まれていたので。
今井 いや~なかなか(苦笑)。でも今回の『接吻』もそうでしたが、確かに古い小説だと、事前の準備はしっかりしておかないと、戸惑いますね。アクセント辞典を調べても、出てこないような言葉もありますから。言い回しも今、僕らが普段触れている文章にはない独特の感じがある。
例えば序盤から〈⾒ると成程(なるほど)、こちらの⼿落ちだ。〉という文章が出てきますが、〈成程、〇〇〇〉という言い方が、かなり出てくるんです。収録中も、ディレクターさんから指摘があったんですが、〈、〉が入るか入らないかで言い回しも変わります。
――書き言葉ならではの言い回しですよね。
そうですね。でも、そういうところがあるからこそ、小説が書かれた時代の空気感や、作品独自の世界観に入り込める楽しみがありますよね。
※「YOMIBITO MAGAZINE VOL.6」より一部抜粋
インタビューの続きは、11日発売のYOMIBITO MAGAZINEのvol.6に掲載! 本誌では、ロングインタビューのほか、名作文学『接吻』(著:江戸川乱歩)の朗読音声や、スタジオでの撮り下ろし写真、動画メッセージも収録。今井文也さんの魅力満載の内容でお届けしますので、ぜひチェックしてみてください!