いま、電子書籍ストアではどんなマンガが読まれているのか……？　1週間分（1月8日～14日）のランキングなどをもとに、主要電子書籍ストアの注目作品をピックアップしてご紹介します！

◆イチオシ電子書籍

『からかい上手の高木さん』最終巻発売

シリーズ累計1200万部を突破している大人気マンガ『からかい上手の高木さん』の最終巻が遂に発売しました！　本作は中学生の少年・西片と、彼をからかう高木さんのやり取りを描いたラブコメディ。いつもからかわれる西片が高木さんにリベンジをしようとするも、見透かされさらにからかわれてしまう……そんな二人の日常が大きな魅力となっています。

最終巻の発売にあわせて、YouTubeではメモリアルPVも公開。母親になった高木さんを描いた『からかい上手の（元）高木さん』最新刊も同時発売されたので、こちらもお見逃しなく！　また本作は、なんと3月26日に実写ドラマ化。5月31日には実写映画も公開され、まだまだシリーズの今後の展開も見逃せません。

▼【無料】『からかい上手の高木さん』1～5巻はこちら　※1月25日まで

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◆メディア化作品

2024年冬アニメ放送開始！ 電子書籍で注目を集めているのは……

2024年1月から新たなアニメの放送が続々と開始されており、各ストアで原作の電子書籍なども注目され始めています。なかでも『望まぬ不死の冒険者』『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』の2作品は、期間限定のキャンペーンが実施されていることもあってか、特に売れているようです。

『望まぬ不死の冒険者』は、龍に襲われスケルトン（魔物）になってしまった冒険者の活躍を描く、なろう系のファンタジー。冒険者としての実力がなかった主人公が、魔物になったことで生前よりも実力をつけていくなど、魔物かつアンデッドを主人公とした作品ならではの設定、ストーリー展開が特徴的です。

そして、『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』は、同じくなろう系ファンタジー作品で、20歳で死ぬたびに婚約破棄された時間まで戻されてしまう公爵令嬢が主人公。薬師、侍女、騎士など、死ぬたびに異なる人生を送り、見識を広げてきた主人公は、7回目の人生で、これまでの死の原因となっていた国の皇太子に見染められてしまいます。今度こそ長生きしたいと願う公爵令嬢の願いは果たしてかなうのか……？　アニメでも今後の展開が見逃せない作品です。

なお上記の作品以外にも、以前紹介した『俺だけレベルアップな件』も多くの読者に読まれている様子。今季メディア化作品で、人気を集めているものがあれば、今後も紹介していこうと思います。

▼「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな 花嫁生活を満喫する」アニメ放送記念フェア

◆その他

中華世界を舞台にした作品も見逃せない

1月9日には、講談社から『満州アヘンスクワッド』第15巻が発売しました。本作は、第二次世界大戦前の満州国を舞台に、家族ためアヘン製造に手を出した元関東軍兵士の青年が、裏社会の様々な事件に巻き込まれていくクライムサスペンス。当時の混沌とした時代背景が反映されており、生死を賭けた手に汗握る駆け引きや対立から目が離せない作品で、連載開始からファンを増やし続けています。

中華世界をベースにしたマンガとしては、最近は『薬屋のひとりごと』の人気もあってか“後宮”を題材にした作品も話題になっており、KADOKAWAからは『後宮妃の管理人』の新刊が登場。大商人の娘が皇帝の命で後宮仕えとなる本作は、新婚の夫がなぜか女装姿で後宮の中に……！　主人公は、持ち前の頭脳と商人としてのスキルを駆使し、夫と協力して陰謀渦巻く後宮でのトラブルを解決していきます。

本作のような後宮を描いたファンタジー、ミステリー作品は今後さらに注目が集まっていく可能性も。『薬屋のひとりごと』に続く、人気作の登場を期待したいところです。

▼【無料】『満州アヘンスクワッド』第1巻はこちら　※1月22日まで

今回は、最終巻がリリースされた『からかい上手の高木さん』と、放送が始まった2024年のメディア化作品から注目のコミックを紹介しました。

ただ、先週はこれ以外にも、荒川弘先生の『アルスラーン戦記』『黄泉のツガイ』の最新刊も発売。異世界ものでは『転生したらスライムだった件』をはじめ、『ドローイング　最強漫画家はお絵描きスキルで異世界無双する！』『転生してハイエルフになりましたが、スローライフは120年で飽きました　-Highelf with a long life-』といった話題作からも新刊が出るなど、豊作の週でした。

Reader Store公式noteでは、今後も電子書籍ストアのランキングなどをもとに注目作を定期的にご紹介します。ぜひチェックしてみてください！

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