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10人体制初のアルバムをリリースしたアイドルグループ・私立恵比寿中学。“永遠の中学生”を生きる彼女たちの“青春”とは?『Reader Store Music』からインタビューの一部を特別公開!

Reader Storeが独占無料配信するデジタル・ミュージックマガジン『Reader Store Music』。今回は2024年8月に結成15周年を迎えるアイドルグループ・私立恵比寿中学をフィーチャー。
2月28日にリリースした新体制初となるフルアルバム『indigo hour』の製作エピソードやグループの近況などを、メンバーを代表して真山りか、安本彩花、小久保柚乃、仲村悠菜の4人にインタビュー。本誌独占撮り下ろし写真と共に掲載!!
今回は、そんな本誌のインタビューから一部をお届けします。


◆“永遠の青春”を基軸とした10人体制初のアルバムに込められた想い

2024年8月にグループ結成15周年を迎える私立恵比寿中学が10人体制になってから初となるニューアルバム『indigo hour』をリリースした。

メジャーデビュー10周年を記念したベストアルバム『中吉』を挟み、前作『私立恵比寿中学』からは2年ぶり通算8枚目となるオリジナルアルバムの基軸となっているのは、佐藤千亜妃が“永遠の青春” をテーマに作詞した三部作。“永遠の中学生”を生きる彼女たちにとっての“青春”とはどんなものなのか。

全国ホールツアー“私立恵比寿中学 15th Anniversary Tour 2024 ~the other side of indigo hour~”を間近に控える私立恵比寿中学から、真山りか、安本彩花、小久保柚乃、仲村悠菜の4人のメンバーに集まってもらい 、 “青春”をテーマに話を聞いた。

左から、私立恵比寿中学の真山りか、安本彩花、小久保柚乃、仲村悠菜

ちょっとした意見の言い合いをしたときに、ちゃんと自分を出せてるんだなって感じて、すごく青春だなって思いました(仲村)

——TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』エンディングテーマ「トーキョーズ・ウェイ!」が世界中で聴かれてますね。

真山りか(以下、真山) やっぱりアニメの力はすごいなと実感してますね。アニメ本編の内容とはあんまり関係のない楽曲なんですけど……。

——でも、歌詞に<裏原集合でシュークリーム>や<シュークリーム食べたい>と出てきます。

真山 そうですね。何度かシュークリームは食べてますけど(笑)、世界線が魔法界から東京になっていて。でも、私は個人的にアニメ好きなので、懐かしいアニソンに近いタイプのアニソンを私立恵比寿中学で歌えるのがうれしくて。同じような気持ちになってくれているアニメファンの方がいらっしゃったこともうれしかったですね。

安本彩花(以下、安本) 同世代のお友達からも反響があって。「エンディング聴いたら、あやちゃんたちのグループじゃん!」っていう声をもらったときに、その世代に私立恵比寿中学をまたもう一度知ってもらえる機会になってるんだって感じて。本当に幅広い世代の方に私たちを知ってもらえる機会になっていることがうれしいですね。

小久保柚乃(以下、小久保) 私も愛知県の学校のお友達から、「『マッシュル』観てたら、柚乃の声がした!」ってLINEが来ました。今までもいろいろな活動を見てくれてたんだけど、「日常生活の中に私がいるってどういう気持ち?」って聞きたくなりました。
真山 聞いた? なんて言ってた?

小久保 「不思議な感じ~」って言ってました(笑)。そうやって自分が活動してる姿をいろんな人に見てもらってるのはすごくうれしいです。

仲村悠菜(以下、仲村) 音楽アプリの再生回数やフォロワー数を見てたら、「トーキョーズ・ウェイ!」がリリースされてからリスナーが増えていて。「トーキョーズ・ウェイ!」をきっかけに、私立恵比寿中学の違う曲を聴いてくれる方もたくさんいることがすごくうれしいって思いました。あと、アニメが好きな弟が『マッシュル-MASHLE-』が好きだったので、「私たちが活動してるところを初めてちゃんと感じた」って言ってて、それもうれしかったです。

——MVのコメント欄でも<アニメのエンディングから来ました>って声が挙がってましたね。この曲では新宿から原宿、恵比寿、渋谷、銀座を巡りながら、自分だけの道を探してますが、この春に上京してきた方たちへのお勧めの東京の街を教えていただけますか。

真山 アニメの展示をやってる東京スカイツリーにたまに行くんですけど、商業施設もあるし、すみだ水族館もあるし、すごく楽しくて。東京観光には一番ベストなのでは、って思ってます。

安本 「トーキョーズ・ウェイ!」の世界観はシティな感じなので、やっぱり派手な渋谷はマストな気がしますね。私はお仕事でしか行くことがないんですけど、キラキラした場所で、一度は彷徨ってもらって。

真山 スクランブル交差点は今やもう観光地になってるもんね。外国の方が「ズウェイ」してるじゃん。インバウンドで。

安本 すごい混んでるもんね。とりあえずハチ公で写真撮って、渋谷のシュークリーム屋さん探してもらって。

小久保 東京は大体、どこもうるさいですよね。

真山 いや、名古屋もうるさいよ。

小久保 (笑)あんまり自然を感じるところは難しいと思うので、逆に、秋葉原に行って、いろんな人がいるなって感じるのが面白いんじゃないかなと思ってます。海外の方も多いし、いろんなお店もあるので、私もたまに人間観察のために行って、フラフラと歩いてます。

仲村 私は東京出身じゃないのであんまり詳しいことが分からないんですけど、初めて東京に来て、一番すごいなと思ったのがお台場でした。海と都会が一緒に見られるところが、私にとっての東京って感じがして。お台場が一番感動しました。

真山 そうなんだね。確かにね、高速に乗って、レインボーブリッジからお台場のフジテレビが見えるとちょっと興奮するよね。

安本 うん、都会感あるかも。

——ありがとうございます。そして、2月28日に「トーキョーズ・ウェイ!」が収録された待望のニューアルバム『indigo hour』がリリースされました。

真山 結成15周年で、10人体制としては初のアルバムになるんですけど、今回、三部作それぞれがプレリードトラックになっています。ファンの皆さんの反応をSNS上で拝見すると、「私立恵比寿中学はこういう楽曲もできるんだ」「ちょっと聴いてみようかな」「ライブ観てみようかな」という反応もいただけたりして。私たちは常に挑戦し続けてきたので、そういう意味では、やってきたことは何も変わらないというか、個人的にはとても私たちらしくもあるアルバムになったなと思います。

小久保 私は私立恵比寿中学に入ってからの曲がまだそんなに多いわけではないので、「ここのパートを歌っててうれしい」という気持ちのほうが強くて。今回のアルバムでは初めてサビを歌う曲があって、すごくうれしいなという心境でいます。なので、「TWINKLE WINK」の1サビを特に聴いてほしいです!

仲村 私は私立恵比寿中学に加入して初めて参加したアルバムで、楽曲をイチからレコーディングしたのが初めてだったので、アルバムが完成したのがうれしいなっていう気持ちと、レコーディングしながら成長したところもあるので、皆さんに成長を感じてもらえたらうれしいなと思います。

——安本さんはどうですか? アルバムがリリースされた心境を聞かせてください。

安本 今回は<永遠の青春>をテーマにしていて。私たちは<永遠に中学生>をうたっていて、高学年メンバーはもういい大人になってるんですけど、低学年メンバーは現役の学生で絶賛青春を過ごしていて。でも、私たちも私立恵比寿中学にいることで、永遠に青春を感じさせてもらっているので、それぞれの捉え方の青春が10個集まって作ったアルバムになっているなと思います。

——テーマが<永遠の青春>ということですが、皆さんが私立恵比寿中学で感じた“青春”を教えていただけますか?

小久保 レッスンで踊った後の休憩の時間に、みんなで円になって座ってお昼ご飯を食べてるときは、部活の休憩時間って感じで、すごい青春って感じています。

真山 昔からそうなんだよね。

安本 気付いたらそうなってた。

小久保 うどんを食べたり、お肉が乗ってるご飯を食べたりとか。

真山 それ、牛丼じゃないの?

小久保 あ、焼肉弁当です。

——(笑)悠菜(仲村)さんは?

仲村 私も被っちゃうんですけど、ダンスのレッスンを10人でやってるときが一番青春だなって感じます。先生がいるときもあるんですけど、10人だけで次のライブのつなぎを考えたり、フリを合わせたりしてるとき。私は学校で部活をやったことがないので、ダンスのレッスンをやってるときに、部活に入ってたらこんな感じなのかなって思います。あと、お互いに意見を出したりしながら10人で気持ちを合わせているときも青春だなって思います。特に、私は友達とケンカもしたことがなかったので、低学年メンバーだけで、ケンカまではいかないけど、ちょっとした意見の言い合いをしたときに、ちゃんと自分を出せてるんだなって感じて、すごく青春だなって思いました。

——言い合ったりするんですね。

仲村 ケンカはしたことないんですけど、武者修行フリーライブ(低学年メンバー5人だけで開催したフリーライブ)のときに、どの曲をやりたいか話し合いをして。MCの内容も5人で考えていたので、自分たちの意見を言い合って、最終的には話し合って決めて。いろいろと言い合ったとしても、最後には5人でくっついてご飯を食べたりしたので、そのときになんかいいな、青春だなって思いました。

(『Reader Store Music』インタビュー記事より抜粋)
 インタビュー・文:永堀アツオ
撮影:荻原大志


▼インタビューの続きはこちらから!

【無料版】Reader Store Music Vol.28 私立恵比寿中学

今回は2024年8月に結成15周年を迎えるアイドルグループ、私立恵比寿中学をフィーチャー。2月28日にリリースした10人新体制初となるフルアルバム『indigo hour』の製作エピソードやグループの近況などをメンバーを代表して真山りか、安本彩花、小久保柚乃、仲村悠菜の4人にインタビュー。本誌独占撮り下ろし写真と共に掲載します!!

【有料版】Reader Store Music Extra Vol.12 私立恵比寿中学

有料版の『Reader Store Music Extra Vol.12 私立恵比寿中学』では、無料版の内容にプラスして、ニューアルバムの魅力を語るコメント動画や、メンバー全員へのスペシャルQ&Aも収録。内容満載でお届けします。

▼Profile

私立恵比寿中学(しりつえびすちゅうがく)
メンバー:真山りか(出席番号3番)、安本彩花(出席番号5番)、星名美怜(出席番号7番)、小林歌穂(出席番号11番)、中山莉子(出席番号12番)、桜木心菜(出席番号13番)、小久保柚乃(出席番号14番)、風見和香(出席番号15番)、桜井えま(出席番号16番)、仲村悠菜(出席番号17番)10人組女性アイドルグループ。グループの活動コンセプトは、「永遠に中学生」。いくつになっても走ったり、歩いたり、時には止まったり、いつも全力で終わることない青春をそれぞれのペースで進んでいく。そのカラフルなステップは見るものすべてに無限のパワーを感じさせる。

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