『アイドルマスター シンデレラガールズ』『ウマ娘 プリティーダービー』などの人気アニメ作品で活躍する声優・立花日菜がアーティストデビュー!『Reader Store Music』からインタビューの一部を特別公開!
◆“立花日菜”というアーティスト像を構築するための変化と進化の日々
『アイドルマスター シンデレラガールズ』久川 凪役、『ウマ娘 プリティーダービー』サトノダイヤモンド役、『CUE!』丸山利恵役など、多数の人気作品でビビッドなキャラクターを演じ、ファンを集める立花日菜が、2024年6月12 日、自身も出演するTV アニメ『神は遊戯に飢えている。』のエンディング主題歌「I’m GAME!」でアーティストデビュー!
作品の世界観に寄り添いながら、“立花日菜らしさ”をたっぷりと詰め込んだ1stシングルの楽曲への想いとデビューまでの道のり、彼女のプライベートも垣間見えるエピソードをたっぷりと語ってもらった。
妃菜喜ちゃんの言葉があってからは、こういうことやってみたいな! とか、ああいうことやったら楽しいかな? みたいなことが、私の中からもどんどん出てくるようになったんです
――2018年の声優デビューからはや6年。これまで『アイドルマスター シンデレラガールズ』や『ウマ娘 プリティーダービー』『CUE!』などの人気ゲーム、アニメ作品でたくさんキャラクターソングを歌われていますが、ついにアーティストデビューです。
立花日菜(以下、立花) あっ、はい! ありがとうございます!!
――日菜さんファンにとっては待望のソロデビューになりますが、そもそものキッカケは? いつ頃から準備が始まったんですか?
立花 2年前になります。『CUE!』でお世話になっているポニーキャニオンの音楽プロデューサー・鎗水(善史)さんからお声掛けいただいたんですけど……。
――YouTube『立花日菜 Official Artist Channel』の生配信では、1週間後にはアーティスト活動をするかしないかの返事をしなくちゃいけなかった! というエピソードを話されていましたが?
立花 そう、そうなんです(笑)。実は、事務所にはその結構前からお話が来ていたそうなんです。でも2022年は作品の大きなライブツアーがあって、そっちに集中できるようにという優しい配慮で、ライブが終わるまで黙っていてくれたんです……けど! お返事をお待たせしていた分、私がマネージャーさんから話を聞いたときには、もう、来週にはイエスかノーの返事をしないといけない! という時期になっていて(苦笑)。いろいろとお話させていただいて、私にできることがあれば頑張ります、と答えさせていただきました。
――控え目なお返事を。
立花 はい。これも実は……なんですけど、マネージャーさんには以前、もしも今後、アーティスト活動のお話をいただいたとしても、自分にはその力がないし、歌にも自信がないから、おそらくできないと思いますと伝えたことがあったんです。でも今回は、そういう私のことを知ったうえで、プロデューサーさんの想いの強さを伝えてくれたことなので、とても信頼できたというか。その期待には、応えさせていただきたいな思いました。
――とても温かいチームワークができていますね。もともと歌うのはお好きでした?
立花 はい。私が声優を目指したのも、アニメのお芝居をしたいというのはもちろんですけど、子どもの頃からキャラソンも大好きで。アニメにハマったのも、キャラソンやアニソンがきっかけでした。声を当てるだけじゃなく、ライブしたり、体を使ってキャラクターを表現するって、すごく面白い世界だと思ったんです。
――ちなみにどんな作品の歌が、キッカケだったのでしょう。
立花 『けいおん!』と『ラブライブ!』のμ’sです。『けいおん!』は、アニメならではの可愛い曲も大好きでしたし、ライブイベントのBlu-rayも父に買ってもらいました。劇中では歌っていないキャラクターにもキャラソンがあるというのも面白いなと思って観ていました。μ’sも、それぞれのアイドルに合わせて声色も表情も歌い方も違うのが大好きで、よく自分でも歌ってました。だから、声優になって私もキャラソンを歌ってみたい! という憧れも大きくて。
――いろいろな作品で、その夢も叶いましたよね。
立花 はい、本当に感謝です。でも……だからこそ、キャラクターとしてではなく、“自分”として歌うことが怖くて、アーティスト活動には積極的になれなかったんです。
――デビューするかしないかの返事をするまでの1週間、かなり悩まれたんじゃないですか?
立花 はい、悩みましたね。お母さんにも電話で相談しましたし、音楽活動をすでにやっている身近で仲のいい子に、「声優とアーティスト活動の両立って実際どういう感じ?」とか聞いてみたりしました、それとなく。
――例えばどなたに?
立花 真っ先に相談したのは、矢野妃菜喜ちゃんですね。彼女もオリジナルの音楽活動をすごく頑張っていて……私の決意を固めてくれたのも妃菜喜ちゃんの言葉でした。
――どんな言葉をもらいましたか。
立花 やりたくないなら無理にやらなくてもいいけど、いろんなことを頑張ったうえでやりたいことが見つかったときに、それをちゃんと提示できる関係性を築くことが一番大事なんだよ、ということを言ってくれたんです。それはどんなお仕事でも一緒だなって思いました。それまでは自分のやりたいことって何だろう? というのがよく分からなかったんですけど、その妃菜喜ちゃんの言葉があってからは、こういうことやってみたいな! とか、ああいうことやったら楽しいかな? みたいなことが、私の中からもどんどん出てくるようになったんですね。すごく心に響くひと言をもらえました。
――先ほど、自分として歌うのが怖かったとおっしゃいましたが、声優アーティスト・立花日菜としてのコンセプトは、どのように考えていきましたか?
立花 正直、私の中にも明確にこういうことをやりたい! というものはまだ見つけられていなかったので、信頼しているプロデューサーさんだからこそ、“皆さんが見たい立花日菜を、まずやってみたいです”とお話をさせていただいたのが1歩目でした。
(『Reader Store Music』インタビュー記事より抜粋)
インタビュー・文:阿部美香
撮影:荻原大志
▼インタビューの続きはこちらから!
【無料版】Reader Store Music Vol.29 立花日菜
今回は『アイドルマスター シンデレラガールズ』久川 凪役、『ウマ娘 プリティーダービー』サトノダイヤモンド役、『CUE!』丸山利恵役、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』市井舞菜役など、数多くの人気キャラクターを演じる期待の若手女性声優・立花日菜をフィーチャー。
6月12日にリリースしたメジャーデビューシングル「I’m GAME!」の製作エピソードやアーティスト活動に至った経緯、今後の意気込みなど熱く語るインタビューを、本誌独占撮り下ろし写真や直筆サイン入りメッセージと共に掲載します。
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▼Profile
立花日菜(たちばな・ひな)
6月14日生まれ。宮城県出身。
『アイドルマスター シンデレラガールズ』久川 凪役、『ウマ娘 プリティーダービー』サトノダイヤモンド役、『CUE!』丸山利恵役、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』市井舞菜役など、数多くの人気キャラクターを演じる期待の若手女性声優。
2024年6月12日、自身もメインキャラクターのパール役を担当しているTVアニメ『神は遊戯に飢えている。』のエンディング主題歌「I’m GAME!」で、アーティストとしてメジャーデビューを果たした。
立花日菜オフィシャルサイト